ハイエース200系(KDH・TRH)左リヤクオーター・スライドドアの板金塗装事例



【修理内容】ハイエース 左リヤクオーターの前後板金修理
車両情報:トヨタ ハイエース 200系(KDH201/KDH206/TRH200)
損傷箇所:左リヤクオーター前部・後部(ホイールアーチ周辺)
損傷状態:深いキズ・歪み・ヘコミあり
修理方法:板金修理+パテ成形+塗装仕上げ
【施工前の状態チェック】
左リヤクオーターはボディ剛性が高く、特にホイールアーチ部分は鉄板が厚いため修理難易度が高い部位です。前側はドアとの接合部分に近く、歪みが広がるとドアの開閉に影響する可能性があります。後側はリアバンパーとの接合部があり、ラインの精密な調整が必要です。交換を案内されることもある損傷ですが、叩いて直せる部分は職人が板金で整えます。
【板金作業】歪みを修復します
まず損傷部分の塗膜を剥がし、金属部分を露出させ、キズの深さや凹みの範囲を正確に確認したうえで、最適な修理方法を選定します。専用の板金工具でボディを引き出し、元の形状に復元していきます。ホイールアーチ部は補強が入っており、強い衝撃が加わると歪みが広範囲に広がるため、慎重に作業します。次にパテを使用して表面を均し、ボディラインを再現します。ハイエースのような大型車はボディラインが直線的なため、わずかな歪みでも目立ちやすく、面の流れを確認しながら丁寧に仕上げます。直すだけでなく、耐久性と見た目の両立を意識した板金修理を行います。

【施工前の状態チェック】スライドドアの損傷確認
左スライドドアは面積が大きいため、わずかな歪みやキズでも目立ちやすい部位です。スライド機構があるため、精密な修復が求められます。ヘコミが広範囲にわたると、ドアの開閉に影響する可能性があります。
強度を維持しつつ、見た目も整える必要があります。交換を案内されることもある損傷ですが、板金で対応できる範囲を見極めながら修理を進めます。
【板金作業】スライドドアの歪みを修復
まず損傷部分の塗膜を剥がし、キズやヘコミの深さを確認します。


パテ・サンディング工程
板金作業の前に、どこまで修復可能か精密にチェックします。専用の板金工具を使用し、ボディを引き出しながら形状を復元します。スライドドアはフレーム部分と外板の構造が異なるため、適切な修正方法を選びます。続いてパテを使用して表面を整形し、滑らかな面に仕上げます。表面の細かな歪みをなくし、塗装後に違和感が残らないことを目指します。

塗装作業|純正色を忠実に再現します
スライドドアはボディの中でも目立つパネルのひとつで、塗装の仕上がりが修理の品質を左右します。下地処理をしっかり行い、塗装の密着性を高めます。調色で純正色を忠実に再現し、クリアを重ねて耐久性と艶を整えます。塗装前後の比較写真を撮影し、お客様にもご確認いただけます。
【最終仕上げ】
塗装後のパネルを取り付け、スライドドアの開閉を調整します。コンパウンドで磨き上げ、最終点検でドアの動作・密閉性を確認します。修理完了後の状態も撮影し、お客様にご報告します。交換せずに板金で整えられた部分も含め、面の流れや建付けまで確認して仕上げます。

交換部品を写真で記録します
修理の透明性を大切にしています。「本当に部品交換されたのか」という不安をなくすため、交換した部品はできるだけ撮影し、お客様にご報告します。交換前の損傷状態を撮影し、取り外した部品を写真で記録、新品部品との比較で交換の必要性を分かりやすくお伝えします。修理完了後の状態もレポートでご報告します。言われるままの交換ではなく、納得して進めていただける修理を心がけています。