40系アルファード モデリスタエアロの割れ・ちぎれを再生する板金塗装修理

ビフォー・アフターと工程の紹介
現行40系アルファードのモデリスタのフロント・リア・サイドエアロに生じた、切れ・ちぎれ・深い傷を板金塗装で修理した事例です。横浜市都筑区の当社では、純正フォルムと3コートパールの艶を再現することを目指し、内部補強と高精度のパテ作業で強度を確保しながら仕上げました。修理をご依頼いただいたお客様からは、仕上がりや対応について丁寧なご感想をいただいています。お車のことでお困りの際は、まずは分かる範囲でご相談ください。損傷写真があると確認が早くなります。



フロントモデリスタの銅メッシュ裏打ち補強
樹脂パテのみで補修する場合、衝撃や振動でクラックが再発しやすく、面に応力が集中しやすいという課題があります。当社では銅織布メッシュをPP・ABS樹脂に組み合わせ、二液エポキシ樹脂で応力を分散させる裏打ち補強を行います。0.3mmの薄いメッシュのため肉痩せが少なく、裏打ちと表面整形によって純正フォルムを再現します。低温域でも強度を保ちやすく、エアロの割れ・ちぎれの補修に適した方法です。


専門工程のフロー
ホイールアーチ内の割れ端を45度で座刳り(Vカット加工)し、接着面積を広げます。次に0.3mmの銅織布メッシュをホットステープラーで点溶着し、二液型エポキシ樹脂を含浸させてサンドイッチ構造を形成します。その後、180番から240番、320番のサンディングで面を出し、UVパテでピンホールを埋めます。2Kサフェーサーを施し、3コートパールで調色塗装を行いました。色差は分光計でΔE0.2未満を目安に管理し、クリアは高硬度のHS仕様としています。仕上げに遠赤外線乾燥、1500番の水研ぎ、鏡面ポリッシュを行いました。


リアモデリスタ サイド部下端の研磨
リアモデリスタのサイド部下端の損傷箇所を、直径125mmのダブルアクションサンダーで研磨しています。使用番手はP240からP320のディスクを順に当て、塗膜の境界をフェザーエッジ状にぼかします。これは後工程である2Kサフェーサーと3コートパール塗装の密着性と塗肌の均一化を確保するための作業です。この工程を丁寧に行うことで、塗装面の段差・チヂミ・ブリスターの発生を防ぎます。板金塗装修理・事故修理・保険修理のご相談は、分かる範囲で送信してください。


リアモデリスタエアロ後端のクラック溶着補修
PP樹脂の熱溶着リペアの標準フローです。まず損傷部をシリコンリムーバーで洗浄・脱脂し、油分やワックスを除去します。次にダイグラインダーと90度ビットで、深さ1mm前後・45度のVカット加工を行い、樹脂ロッドの食い付き面積を増やします。マスキングテープやストラップで仮固定し、面一とチリを合わせたうえで、ノズル温度230から250度の熱溶着を実施。フィラーには純正PPロッド(直径4mm)を用い、ゆっくり溶融させて母材とロッドの境界をなくします。必要に応じて銅織布メッシュとエポキシで裏打ち補強し、応力を分散します。表面はP120からP240、P320で研磨して整え、必要に応じてライトフィラーパテを薄付け。2Kサフェーサー、足付け、3コートパール、HSクリアで純正の肌を再現し、遠赤外線乾燥後に1500から3000番のバフで鏡面仕上げを行います。

高精度の3コートパール塗装
曲面のエッジにはソフトエッジテープを使い、クラフト紙で全体をマスキングしました。ミストが段差を作らないよう配置し、ベースコート1層目で下地を隠蔽、2層目でパール粒子を均一に寝かせ、インターミディエイトを霧のように吹いてメタリックの斑を整えます。ガン距離は9から11cmで微調整し、風量で粒の立ち上がりをコントロールしています。

ロッカーパネルガーニッシュ(サイドスカートガーニッシュ)
全長1mを超えるストレート部は、足付けをP600からP800で整えた後、一気に1ストロークで吹き付けました。吐出量と腕の速度を秒単位で合わせ込み、白い面を一本の帯のように仕上げています。

リアスポイラー・ディフューザー開口部
折れ曲がる造形が難しいため、マスキングラインを曲線にカットし、峰の上側をブレンドの境に設定しました。裏面で乱流が起きやすい部分はガン距離をわずかに長く取り、霧を薄く重ねて、遠目でも補修箇所がわかりにくいグラデーションに仕上げています。グロスブラック部分のエッジをシャープに切り出し、パールの飛び込みを0.5mm以内に抑えました。白と黒の境界が際立つ仕上がりです。


仕上げと品質管理
すべてのパネルに耐擦り傷のHSクリアを2層施工し、遠赤外線で60度・40分硬化させました。その後、1500番から3000番で鏡面ポリッシュを行い、グロス値92GUを計測しています。他店で交換しかないと言われたモデリスタエアロも、当社(株式会社ケービーエス・勝田ボディーサービス)では現車を確認のうえ修理の可能性を一緒に考えます。


お客様のコメント
ご依頼いただいたお客様からは、複数社で交換しかないと言われて諦めていたが、技術内容を事前に確認できたことで安心して任せられた、というお声をいただきました。現行40系アルファードのモデリスタエアロに入ったクラックも、横浜市都筑区の株式会社ケービーエス・勝田ボディーサービスでは、溶着と銅メッシュ補強、3コートパール塗装で純正フォルムとパールの艶を再生する工程に取り組んでいます。他社で交換が必要と判断されたケースでも、現車を確認のうえ修理の可能性を一緒に考えます。割れ・欠けでお困りの際は、まずは写真を添えてご相談ください。損傷写真があると確認が早くなります。