フェアレディZ フロントエアロ交換と3コートパール塗装の修理事例


フェアレディZのフロントエアロに傷や損傷が生じた際は、その機会に社外のカスタムパーツへ交換するという選択肢もあります。本事例では、フロントエアロの交換に合わせて、損傷した左右フェンダーの板金塗装・事故修理も一貫して行いました。
フェアレディZは日産を代表するスポーツカーで、デザイン性と走行性能の両立を求めるオーナー様が多く、修理においても純正の雰囲気を保ちつつ仕上げたいというご要望が寄せられます。本事例では、社外フロントエアロへの交換で外観を整えるとともに、板金塗装で塗膜の品質を確保し、面の流れや艶感まで確認しながら仕上げました。叩いて直せる部分は職人が板金で整え、できる限り自然な状態を目指しています。

FRP製社外エアロの仮付け・巣穴処理による下地づくり
社外オーダーのフロントエアロ(FRP製)は、巣穴(ピンホール)や表面の凹凸が生じやすく、加工の手間がかかるパーツです。本事例では仮付け(仮合わせ)を行い、ボディとのクリアランスやラインを細かく確認しながら建付けを調整しました。先に建付けを整えることで、無理に穴位置を変えたり削ったりせず、車両との一体感のある装着を目指します。板金塗装・事故修理・保険修理のご相談は、分かる範囲でお送りください。損傷写真があると確認が早くなります。

左右フェンダーの板金とエアロの建付け調整
左右のフロントフェンダーが衝撃を受け、さらにフロントエアロの精度が合わない状態では、見た目にも違和感が出やすくなります。本事例では建付け(フィッティング)を重視し、フェンダーのラインとエアロのつなぎ目を仮付け段階で確認しながら、段差や隙間を補正しました。取付穴の位置やボルトの締め付けトルクも管理し、フェンダーを無理なく固定できるよう調整しています。


FRP特有の巣穴・凹凸への下地処理
FRP特有の巣穴や細かな凹凸に対しては、光を当てる角度を変えながら表面の状態を何度も確認し、必要に応じてパテ盛りやサフェーサーを重ねて研磨します。下地をしっかり整えるか否かで、最終的な塗装の光沢や耐久性に違いが出てきます。完成後も良好な状態を保てるよう、細部まで確認しながら仕上げました。
下地処理はエアロ交換に欠かせない工程です。巣穴や建付けの処理を省くと、後から不具合が出たり、エアロの見栄えを損なう原因になりかねません。手間のかかる工程ですが、車両にふさわしい仕上がりを目指して進めています。

歪み箇所の叩き出しとパテ量を抑えた面出し
歪みのある箇所や板金が必要な部分には、たたき出しや引き作業を行い、パテの使用量を最小限に抑えました。左右のフェンダー形状とエアロの相性を合わせ込むことで、部品を付けただけの状態ではなく、自然な一体感のある仕上がりを目指します。強度と美観の両立を意識して整えました。板金塗装・事故修理・保険修理のご相談は、分かる範囲でお送りください。

FRPエアロの3コートパール塗装と下地づくり
FRPパーツを3コートパールで仕上げる際は、下地処理が重要になります。FRPは表面に微細な凹凸やピンホール(巣穴)が生じやすく、そのまま塗装するとパールの膜厚や光の反射にムラが出やすくなります。そのため、パテ盛りやサフェーサーの厚みを調整しながら研磨を繰り返し、滑らかな下地に整えました。

3コートパールの調色と隣接パネルとの色合わせ
3コートパールはベースカラー+パールコート+クリアコートと工程が多く、配合や噴き付け回数によって最終的な色味や艶が変化します。配合がわずかに異なると仕上がりの青みや深みに差が出るため、特に隣接する純正パネルと合わせる場合は注意が必要です。本事例では、車体との一体感を目指し、色サンプルと実車の両方を用いて、光の当たり方や角度による変化まで確認しながら噴き付けを調整しました。

下地から仕上げまでの工程と3コートパールの仕上がり
下地づくりから仕上げまでの工程は時間こそかかりますが、パール特有の奥行き感とFRPパーツのフォルムを両立するうえで欠かせません。FRPエアロは素材のクセや表面状態に左右されやすいため、下地が不十分だとクラックや色ムラの原因になります。3コートパールの質感を引き出せるよう、細部まで確認しながら仕上げました。
OBD診断によるエラーコードの確認と消去
修理作業が完了した後、OBD診断機を使用してエラーコード(DTC)を確認し、不要なコードを消去する工程を行っています。ボディや電装系などが絡む修理・交換作業を行った際、センサーや制御ユニットに記憶されたエラーを放置すると、警告灯が点灯したままになるだけでなく、車両本来の機能が正しく作動しない可能性があります。納車前にエラーを確認・リセットし、走行時の不安要素を取り除くことを大切にしています。

フェアレディZの板金塗装とエアロ交換のまとめ
フェアレディZには日産のスポーツカーの伝統が息づいており、わずかな傷でも妥協したくないというオーナー様のお気持ちを大切にしています。本事例では、板金塗装から電装系の確認まで各工程を丁寧に進めました。愛車のことで気になる点があれば、まずは分かる範囲でご相談ください。100対0事故や自損事故の板金塗装・事故修理もご相談可能です。修理中の代車については、保険契約内容に応じてご案内します。貸出車両や期間は、修理内容・保険契約内容・車両空き状況により異なります。