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ベンツE350 右クォーターパネルを交換せず板金で整えた事例

交換と判断されやすいベンツE350の右クォーターパネルの深いキズ・へこみを、プレスラインの出し直しから板金し、ぼかし塗装で自然な艶へ整えた事例です。

ベンツE350 右クォーターパネルの板金塗装・きずへこみ修理事例

まずはプレスラインを出し直し、仕上がりの基準をつくります

右クォーターパネルのへこみ部分には、以前に他社で修理された痕跡が見られ、プレスライン(ボディの折り目のライン)がわずかにずれていました。今回はそのラインを一度整形し直し、本来の張りと面の流れを再現するため、芯出しから板金を進めます。過去の修理跡のリカバリーも含めて、自然な形に整えていきます。修理期間中の代車については、保険の代車特約・レンタカー特約の内容や車両の空き状況に応じてご案内します。

プレスラインの引き出し作業

右クォーターパネルの損傷は、パネルの曲がりだけでなくライン自体の歪みがありました。まずはこのプレスラインを正しい位置と角度で引き出すことが、この先のパテ・塗装すべてに影響する基準点になります。ラインが出ていないと、塗装をしても面が不自然に見えてしまいます。何度も叩いては確認し、光を通して微調整を繰り返す、集中力が求められる工程です。

納得いくまで面を整える工程

プレスラインの出し直しは、図面どおりに戻すだけでは終わりません。隣接パネルとの流れ、光の通り方、面の張り具合まで、何度も手でなぞり、目で見て整えていきます。ラインがつながって初めて整ったと言える状態になります。図面だけでなく、実車のバランスを確認しながら進めています。

サフェーサー工程(塗装前の下地処理)

プレスラインと面の整形を終えたあとは、サフェーサー(下地塗料)を全体に均一に吹き付けます。この工程は塗膜の密着性を高めるだけでなく、微細な凹凸・ペーパー目・パテの境界をなじませて肌を整える大切な工程です。気温・湿度・噴霧圧・乾燥時間を管理しながら、この段階から艶の下地づくりを進めています。見えない下地の精度が、塗装後の仕上がりに直結します。

交換部品はすべて写真で記録します

交換した部品はもちろん、脱着した関連部品もすべて写真で記録・保管しています。お客様へのご説明や保険申請の際にも、何をどのように作業したかを見えるかたちでお伝えします。作業内容を確認いただける根拠を残すことを基本にしています。

右フロントドアはぼかし塗装でつなげます

今回のベンツEクラスの修理では、右クォーターパネルを板金塗装し、隣接する右フロントドアにはぼかし塗装を採用しました。この工程では色のグラデーションをつくることで、新旧の塗膜の境界が見えにくくなるよう仕上げます。色を塗るだけでなく、色をなじませることを意識した塗装です。

リアバンパーは単体で塗装します

リアバンパーは車体から取り外した状態で、専用ブースにて塗装します。部品単体で塗装することで、塗りムラ・ホコリ・塗膜だまりのリスクを抑えられます。特にメタリック系やパールカラーは、塗装角度や塗料の吹き付け速度が仕上がりを左右するため、車体色との差が出ないよう、パネルごとの反射と艶のバランスを確認しながら吹き付けます。バンパーだけが浮いて見えないよう、色と艶の一体感を意識して仕上げています。

ホイールのガリキズ修正

今回はリヤバンパーまわりの損傷に加え、ホイールにもガリキズが確認されました。見た目は小さなキズでも、削れの深さが不均一で整形が難しいケースです。表面の削れ具合・リムの歪み・光の反射を確認しながら、削り・成形・仕上げ塗装まで一貫して対応します。車全体の印象を崩さないよう、足元まで整えます。

ホイールのサフェーサー工程

ガリキズ修正後のホイールは、密着性と平滑性を高めるため、サフェーサーを均一に塗布します。この工程で、わずかな削れ跡や面のゆらぎを見極め、面を整えます。特にシルバー系ホイールは、光の反射で微細な歪みが目立つため、下地段階で面を整えておくことが仕上がりの鍵になります。ホイールも一枚のパネルと同じように扱い、丁寧に下地を整えています。

交換と言われやすい損傷を、板金で整えるという選択肢

ベンツE350の右リアクォーターパネルの損傷は、通常であれば交換が選ばれやすいケースです。今回は50年の経験を持つ鈑金職人が、交換ではなく整えるという方法で対応し、パネル本来のライン・張り・艶まで再生しました。高度な鈑金技術は、長年の現場経験と研鑽の積み重ねによって支えられています。部品を再利用することで車両の価値を保ち、お客様のご希望に沿った修理を行いました。他店やディーラーで交換と言われた場合も、無理だから交換と決めるのではなく、現車を確認したうえで直せる可能性を一緒に考えます。仕上がりとご満足を第一に取り組んでいます。

「交換と言われた損傷がここまで整うとは」というお客様の感想

今回の修理は、ベンツE350の右リヤクォーターパネルという難易度の高い損傷でしたが、板金で交換せず、違和感なく整えることができました。お客様からは「まさかここまで仕上がるとは」「交換費用を抑えられて助かった」と、仕上がり・価格・対応にご満足いただけました。当社では、100対0の被害事故、過失のある事故、自損事故のいずれの板金塗装・事故修理もご相談可能です。保険を使う場合・使わない場合の比較や、等級・負担額の見極めについてもご相談いただけます。書類・写真見積・保険会社とのやり取りまでまとめて対応し、修理期間中の代車については保険契約内容や車両の空き状況に応じてご案内します。横浜市都筑区を拠点に、港北区・青葉区・川崎・東京23区まで対応可能です。交換しかないと諦める前に、部品を整えて再生するという選択肢もあります。車両の価値とご予算の両方を踏まえた修理をご提案しますので、写真1枚からでも、まずは分かる範囲でご相談ください。

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