日産セレナ(型式HFC26)のリヤブレーキキャリパー交換を実施した整備事例です。経年により引きずりや固着が生じることのある部位で、定期的な点検と必要に応じた交換が安全な走行につながります。横浜市都筑区のケービーエスでは、車検や日常整備とあわせて作業内容をご相談いただけます。

交換にあたって用意する主な部品・工具です。リヤブレーキキャリパー、ブレーキフルード(DOT3またはDOT4)、必要に応じてブレーキパッド、キャリパースライドピン用グリス、ブレーキホース脱着用のフレアナットレンチ、エア抜き用工具、ジャッキおよびジャッキスタンドを準備します。安全のため車両の固定は確実に行います。
ブレーキ整備とあわせて、外装の傷や凹みの補修も承っています。気になる箇所があれば、板金塗装・事故修理とあわせてご相談いただけます。損傷写真があると確認が早くなります。

交換手順① 車両の固定とタイヤの取り外しです。サイドブレーキを解除し、ジャッキアップ後にジャッキスタンドで確実に固定します。タイヤを外してリヤブレーキ周りの状態を確認します。HFC26型には電子制御パーキングブレーキ(EPB)搭載車があり、その場合はOBD2スキャンツールでサービスポジションにする必要があります。
② ブレーキホースとキャリパーの取り外しです。ブレーキホースを外す前にフルードが漏れないようキャップで塞ぎ、キャリパー固定ボルトを外してキャリパーを慎重に取り外します。ブレーキホースを無理に引っ張らず、ブレーキラインにエアが入らないよう注意します。新品キャリパーの取り付けでは、スライドピンにグリスを塗布し、ブレーキホースを接続してしっかり固定します。キャリパーボルトは規定トルク(目安約35〜40Nm)で締め付けます。
ブレーキフルードの補充とエア抜きです。フルードを補充しながら、右リヤ・左リヤの順にエア抜きを行います。フットブレーキを数回踏んで感触を確認し、フルード量を適切に管理します。エアが残るとブレーキの効きが低下するため、確実に抜くことが重要です。リヤブレーキキャリパーは左右でかかる負担が近いため、状態に応じて左右同時の交換をご案内する場合があります。

最終確認と試運転です。ブレーキ漏れがないかを点検し、タイヤを取り付けて適正トルク(目安約103Nm)で締め付けます。エンジンをかけてブレーキペダルの踏みしろを確認し、試運転でブレーキがしっかり効くか、異音や異常なペダルの沈み込みがないかをチェックします。
今回は日産セレナ HFC26 のリヤブレーキキャリパーを交換し、エア抜きと試運転まで行いました。リヤブレーキキャリパーは経年劣化により引きずりや固着のリスクがあり、電子制御パーキングブレーキ搭載車では専用ツールが必要な場合もあります。ブレーキに違和感を感じたら早めの点検をおすすめします。横浜市都筑区のケービーエスでは、ブレーキ整備のほか板金塗装・事故修理も承っております。気になる点があればまずは分かる範囲でご相談ください。