ハイエース TRH200のリヤホイールから「ゴーッ」という異音が出る場合、リヤホイールベアリングの摩耗が原因のことがあります。ここでは交換作業の流れを工程ごとにご紹介します。
作業の流れ
① ホイールナットとブレーキドラム(またはディスク)の取り外し
ジャッキアップとウマ(リジッドラック)で車両を安全に固定し、ホイールとブレーキドラムを取り外してハブ部分を露出させます。ハブボルトの状態を確認し、必要であれば交換も検討します。


アクスルシャフトの取り外し
ハイエースのリヤホイールベアリングはアクスルシャフト一体型のため、シャフトごと引き抜く必要があります。デフカバーを開けてCリングを外し、アクスルシャフトを慎重に抜き取ります。ブレーキバックプレートごと取り外すため、固定ボルトを確実に緩めます。
整備のついでに気になるキズの板金塗装もご相談いただけます。
軽接触でも違和感を見極めることが修理精度につながります。気になる点があればまずはご相談ください。


ベアリングとリテーナーの取り外し(高難度の工程)
圧入されているホイールベアリングとリテーナー(固定リング)を取り外します。この作業には専用のプレス機が必要です。無理に外そうとするとアクスルシャフトを傷める原因になります。オイルシールも劣化しているため、新品に交換します。
整備のついでに気になるキズの板金塗装もご相談いただけます。
目に見えにくい歪みも、現車を確認しながら見極めます。仕上がりが気になる箇所もご相談ください。


ハブボルトの状態を確認し、必要であれば交換も検討します(画像:ハブ周りの分解作業)。整備のついでに気になるキズの板金塗装もご相談いただけます。
状態の違いを見逃さないことが確実な修理につながります。気になる点があればご相談ください。


新品ベアリングの圧入とオイルシールの取り付け
新品のホイールベアリングをプレス機で慎重に圧入し、リテーナーも適正な位置に圧入して確実に固定します。新品のオイルシールを装着してグリスアップを行い、ベアリングが正しく組み込まれているか、異常がないかを点検します(画像6・7・8:プレス機を使用したベアリング圧入作業)。
整備のついでに気になるキズの板金塗装もご相談いただけます。


圧入作業の失敗例と対処法
失敗例①:ベアリングが斜めに入った → 一度抜いて新品ベアリングを再度圧入します(無理に押し込むと異音の原因になります)。
失敗例②:ベアリングの内輪を押して圧入してしまった → 内部のローラーやグリスが破損し寿命が大幅に短くなるため、交換をおすすめします。
失敗例③:圧入後に異音がする → 清掃不足や圧入時のズレが原因の可能性があります。圧入不良の場合はやり直しが必要です。
整備のついでに気になるキズの板金塗装もご相談いただけます。都筑区・港北区ほか広域に対応し、事故直後のお引き取りから修理まで一貫してご案内します。


① 圧入前の準備(清掃と確認)
ベアリング取付部(ハブ側)の清掃を徹底し、古いグリスやゴミをブレーキクリーナーで除去します。傷や変形がないか確認し、圧入面に錆や腐食があれば軽く研磨して均一に整えます。新品ベアリングはメーカー推奨の品番と適合を再確認し、圧入方向を間違えないよう事前に確認します。ベアリングは素手で触らないようにします(手の油が異常摩耗の原因になります)。
整備のついでに気になるキズの板金塗装もご相談いただけます。レクサスや輸入車を含む構造修理・電装の整備もご相談可能です。


圧入作業に必要な工具
プレス機(最低でも10t以上を推奨)、ベアリングアライメントツール(圧入時の偏りを防ぐ)、専用カラー(ベアリング外輪を押し込むため)、トルクレンチ(最終確認用)、ブレーキクリーナー(圧入部の脱脂清掃)、グリス(オイルシール部分用)。
新品ホイールベアリングの圧入とオイルシール取り付け
プレス機で適正なトルクで圧入し、オイルシールを確実に装着してグリスを塗布します。
整備のついでに気になるキズの板金塗装もご相談いただけます。塗装や素材の難しい箇所も、現車を確認のうえ最適な方法をご提案します。

プレス機をセットし、圧入を準備(均一に圧力をかける準備)
ベアリングをセットし、アライメントツールで中心を合わせます。圧入時にベアリングが斜めになると圧入不良や破損の原因になるため、ハブの中心と平行にセットすることが大切です。圧入カラーは「ベアリングの外輪」に圧力をかけるものを選びます。内輪を押すとベアリング内部にダメージを与えるため避けます。適切なサイズのカラーを選び、外輪部分に均等に力がかかるようにします。
圧入後の最終チェック(圧入ミスを防ぐ)
ベアリングの回転チェック:指でベアリングを回し、スムーズに回るか確認します。ゴリゴリした異音や引っかかりがある場合は圧入ミスの可能性があります。
ベアリングの位置確認:ハブに完全に密着しているか、左右均等に圧入されているかを確認します。
オイルシールの装着:オイルシールを新品に交換し、シール部分に適量のグリスを塗布します。専用工具を使用し、シールが均等に圧入されるようにします。
整備のついでに気になるキズの板金塗装もご相談いただけます。ぶつけたあとにしっかり直したいという方は、まずはご相談ください。


横浜市都筑区|リヤハブベアリングとバックプレート交換の工程解説
STEP1:シャフトとバックプレート分離時のチェックポイント
準備する工具:ベアリングプーラー、インパクトレンチ、ダイヤルゲージ、清掃用ブレーキクリーナー。
作業手順:シャフトを車体から引き抜き、バックプレートごとフランジ部をプーラーで引き抜きます。ベアリングプーラーのセンターボルトがフランジ中心に垂直に当たっているか目視で確認します。
チェック:摺動面に段付きやカラーシール跡の凹みがないか、指先でなぞって異物感を確認します。
計測:ダイヤルゲージでシャフト径全周のランアウト(偏芯)を測定し、±0.05mm以内かを確認します。
STEP2:ハウジング内部シールと残油排出
準備する工具:オイルドレンパン、エアガン、真鍮ブラシ、脱脂ウエス。
作業手順:ハブユニットを外し、ドレンパンで古い油を完全に回収します。エアガンで内部を吹き飛ばし、シール溝の錆や汚れを真鍮ブラシと脱脂剤で除去します。新シール装着前に溝のクリアランスをマイクロメーターで測り、メーカー基準値をクリアしているか確認します。
チェック:シール打ち込みは専用圧入工具で行い、斜め圧入にならないよう平行に保持します。シールの向き(リップ部が油溝側)を再確認します。
STEP3:ハブユニット組付けとプリロード調整
準備する工具:トルクレンチ、専用圧入プレス、プリロードシムセット。
作業手順:リビルト済みハブベアリングをシャフトに圧入します。シムを挿入してプリロード(推奨:0.15〜0.25mm)を調整します。ハブナットを規定トルク(200Nm±10%)で締結後、180°回転戻し方式で緩みを防止します。
最終検査:ダイヤルゲージでランアウトを再測定し(±0.05mm以下)、回転抵抗は指先の感触とメーター差±0.02mm以内を確認します。
ケービーエスは横浜市都筑区を拠点に、神奈川・東京・千葉・埼玉まで広域で対応しています。車検整備・一般整備・事故車のお引き取り・修理中の代車手配までご相談いただけます。
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事故車のお引き取りや修理中の代車手配もご相談ください。整備のついでに気になるキズの板金塗装もあわせてご相談いただけます。