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ハイエース TRH200 左リアアクスルシャフト廻り交換【整備修理事例】(横浜市都筑区)

ハイエース TRH200の左リアアクスルシャフト廻りを交換した整備事例。ベアリング圧入やトルク管理の工程を写真とともにご紹介します。

横浜市都筑区のケービーエスで行った、ハイエース TRH200の左リアアクスルシャフト廻り交換の整備事例です。工程を順にご紹介します。

ハイエース TRH200の左リアアクスルシャフト廻りの交換パーツと工程を解説します。まずアクスルシャフトを外す作業から始めます。

写真①はアクスルハウジングを露出させ、オイルを排出した状態です。ホイール・ドラム・駐車ブレーキワイヤーを取り外し、リーフスプリングに吊られたままのアクスルハウジングを露出させます。ドレンボルトを外してデフオイルをドレンパンで回収し、内部の残油を抜き取ります。油面低下による異音やシール損傷の有無を確認する下地工程です。写真②はハブユニットを外し、ハウジング側に露出したシール溝とベアリングジャーナル部を点検している場面です。シール溝の錆や摩耗、ベアリング摺動面の傷をプローブやマイクロメーターで測定し、メーカー許容値(ランアウト±0.05mm、バックラッシュ0.1〜0.3mm)を超えていないか確認します。次工程のリビルトハブや新シールの圧入精度を左右する重要な確認点です。今回の交換パーツは、左リアアクスルシャフト、左リアアクスルシャフトベアリング、左リアスキッドコントロールロータ、左リアアクスルベアリングケース、左リアアクスルシャフトアウターオイルシールです。足回りの整備とあわせて外装のキズも板金塗装でご相談いただけます。

ハイエース TRH200 左リアアクスルのハブユニットとバックプレートの交換工程を、新品部品と見比べながら解説します。

写真左は旧ハブユニット、右はリビルトの新ハブユニットと装着するバックプレートです。旧ユニットはフランジ面にグリス汚れと錆、段付きが発生し、ABSトーンリング部にも摩耗痕がありました。スプラインにはかじりや摩耗が進行し、シール当たり面の不均一化を確認しました。新ユニットはリビルトベアリングと新シールをプレス圧入済みで、トーンリングを所定位置に均一に圧入しています。フランジ面は研磨後にディスクシグナルセンサー用のギャップを確認しました。フランジの当たり面は均一かつ隙間0.05mm以下、ABSトーンリングのパルス間隔はメーカー公称値(±0.2°)内かを確認します。バックプレートはサンドブラスト後にサフェーサーと耐熱ブラック塗装で防錆処理を行い、ボルト孔周辺はバリ取り・面取りでブレーキシューとのクリアランス(0.3±0.1mm実測)を確保しました。ハブフランジのスタッドボルトは新品に交換し、ロックタイトで緩み止めを行いました。ナットはトルク200Nmで締結後180°戻し方式で締め付け、再トルク確認を行います。塗装膜厚は50〜70μmで均一か測定し、回転試験では抵抗差±0.02mm以内でスムーズに回るかを確認しました。

ハイエース TRH200 左リアアクスルシャフトの圧入工程を解説します。

圧入工程では、ベアリングをプレスで圧入し、続いてスキッドコントロールロータを圧入し、最後にベアリングケースをセットします。プレス機の圧力ゲージでトルクを管理し、圧入深さやシムクリアランスはマイクロメーターで検証します。入れ過ぎても不足しても不具合の原因となるため、慎重に進める工程です。施工後はダイヤルゲージでランアウト±0.05mm以内を確認します。新ハブユニットの圧入では、リビルトベアリングを専用プレスでシャフトに圧入し、シールリップの当たり面がフランジ表面から約0.5mm突出して油漏れ防止のクリアランスを確保しているか、シールエッジに斜行やバリがないかを目視と触診で確認します。ABSトーンリングは真円度±0.2°以内で均一に圧入し、パルス間隔のばらつきがないかを確認します。レース溝クリアランスはメーカー基準(0.02〜0.05mm)内かをマイクロメーターで測定し、トーンリングの歯先に破損・摩耗・汚れがないかブラシ清掃とエアブローで仕上げます。旧品と新品を比較すると、フランジ面の摩耗・段付きは旧品に顕著で、新品は研磨後の平滑度が良好です。スプライン部のかじり傷はなく、新品シャフトはグリス塗布で滑りも良好でした。圧入加減が要点で、神経を使う作業です。

ハイエース TRH200 左リアアクスルシャフト廻り交換の最終ステップとして、組付け完了と試運転チェックを行いました。

ドラム装着前にブレーキライニングと駐車ブレーキワイヤーを確実に接続します。フランジボルトを規定トルク(200Nm±10%)で締結し、180°戻し方式で緩みを防止します。ホイールナットを規定トルクで締め付けた後、リフト上で手回しチェックを行います。リフト降下後は試運転で回転抵抗・異音・ブレーキの効き・ABSの作動を最終確認します。以上でハイエース TRH200の左リアアクスルシャフト廻り交換は完了です。保険対応のレンタカー(特約/100対0事故)の手配についてもご相談いただけます。ケービーエスは横浜市都筑区を拠点に、神奈川・東京・千葉・埼玉まで対応しています。車検整備・一般整備・事故車の引き取り・代車手配までご相談ください。足回りの整備とあわせて外装のキズも板金塗装でご相談いただけます。

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