横浜市都筑区の株式会社ケービーエスで、ジープ コマンダーの左側面、前後2枚のドアをまたいで走っていた横長の擦り傷を直しました。2枚のドアはどちらも交換せず、傷の部分を研いでパテで面を整え、前後ドアを車体の色に合わせて塗装しています。
お車は令和6年3月に登録された、7人乗りのコマンダー リミテッド(4x4)です。軽油で走る1.95Lのディーゼル車で、長さ477cm・幅186cmの大柄なSUV。白いボディに、黒いルーフの組み合わせです。

傷は、左フロントドアのうしろ寄りの下から始まり、ドアのすき間をまたいで、左リヤドアの下を後輪の上まで続いていました。後輪のうしろにあるリヤバンパーの左側面にも、下寄りに擦り傷が見つかっています。ドアの下の黒い樹脂のモール、外側のドアハンドル、前ドアの「COMMANDER」のエンブレムは、作業の進み具合に合わせて順に外しています。研ぎ・パテ・サフェーサーと下地を重ねたあと、塗装ブースで前後ドアの2枚を塗り上げました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車種 | ジープ コマンダー リミテッド(4x4) |
| 型式 | 3DA-H620(ディーゼル・7人乗り) |
| 登録 | 令和6年3月 |
| カラー | 白(ルーフは黒) |
| 損傷箇所 | 左フロントドアのうしろ寄りの下/左リヤドアの下(前の端から後輪の上まで)/リヤバンパーの左側面(後輪のうしろの下寄り) |
| 修理方法 | 左フロントドア・左リヤドアとも交換せずに修理(傷の部分を研ぐ → パテ → パテ研ぎ → サフェーサー → 塗装) |
| 外した部品 | 前後ドアの下から後輪の上の縁にかけての黒い樹脂モール/前後ドアの外側のドアハンドル/前ドアの「COMMANDER」のエンブレム |
| 塗装 | 左フロントドア・左リヤドア(2枚とも、ドア全体を塗装ブースで) |
| 色 | 車体の色に合わせて調色 |
| 工程 | 損傷の確認 → ドア下のモールの取り外し → 傷の部分の研ぎ → ドアハンドルの取り外し → パテ・パテ研ぎ → マスキング → サフェーサー → 塗装ブースでの養生(エンブレムは外した状態) → 塗装 |
7人乗りのSUVを預けているあいだは、人を乗せる日や荷物を積む日の足が気になります。勝田レンタカーのわナンバー(レンタカー登録)の車両は、200台以上あります。同じ7人乗りのランドクルーザー250 VXや、RAV4 PHV、レクサスNX450h+といった4WDのSUVも含まれています。どの車をお出しできるかは、ご契約の保険の内容、修理の中身、空き具合を見てからお伝えします。
損傷|2枚のドアにまたがる横長の擦り傷
傷を確かめたときには、擦り傷のまわりに目印の緑のテープを付け、長さの分かる目盛りの棒を立てて撮影しています。左側面を真横から見ると、左フロントドアのうしろ寄りから左リヤドアの下まで、傷がひと続きの帯のように延びているのが分かります。高さは、どちらのドアも下の黒いモールより少し上です。

左の写真は左フロントドア、右の写真は左リヤドアです。フロントドアは「COMMANDER」の文字よりうしろ側に横向きの擦り傷があり、ドアのうしろの端まで届いています。リヤドアは、前の端から後輪の上にかけて、下のほうに擦り傷が続いていました。


近くで見ると、擦り傷は塗装の表面が白っぽく削れたところに、灰色の汚れのような跡と細い線が重なっています。リヤドアのうしろ寄りには、横長の擦り傷のほかに、斜めに入った線のような傷もありました。下の写真は、フロントドアのうしろの端、ドアのすき間をはさんだリヤドアの前寄り、リヤドアのうしろ寄り(後輪の上でドアの縁が曲がるところ)の順です。



後輪のうしろのリヤバンパーの左側面にも、下寄りに擦り傷がありました。左の写真は後輪からリヤバンパーまで、右の写真はその擦り傷を近くから写したものです。


分解・研ぎ|ドア下の黒いモールを外し、傷の形に沿って研ぐ
作業に入ると、まず前後ドアの下から後輪の上の縁にかけて付いている黒い樹脂のモールを外しました。モールのあった所には、留め具(クリップ)の穴がドアの下の端に沿って並んでいます。モールを外しておくと、ドアの下の端まで研ぎや塗装の手が届きます。
そのうえで、擦り傷の形に沿って塗装を研いでいきます。研いだところは灰色に見え、まわりには塗膜を少しずつ研ぎ落とした輪のような模様が出ています。範囲は、フロントドアのうしろ寄りからすき間をまたいで、リヤドアの後輪の手前まで。この段階では、ドアハンドルも前ドアの「COMMANDER」の文字も、まだ付いたままです。

パテ|ドアハンドルを外し、前後ドアの下を広く整える
次に、前後ドアの外側のドアハンドルを外しました。ハンドルのあった所には、取り付けの穴があいています。
研いだ面には、黄土色のパテを付けました。パテは削れた塗装の段差や細かな凹凸を埋めるための材料で、乾いたあとに研いで面を整えます。今回は研いだ範囲よりひと回り広く、フロントドアのうしろ寄りからリヤドアの下のほぼ全体まで、横長の帯のようにのせています。
左の写真はパテを付けた前後ドア、右の写真は前寄りから全体を写したもので、ハンドルも下のモールも外れています。


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サフェーサー|パテを研いでから、紙で囲んで下地を吹く
パテを研いで面を整えたら、車を紙で覆い、前後ドアの下の補修したところだけを出しました(マスキング)。
そこへサフェーサーを吹きました。サフェーサーの役目は、パテと元の塗装の境目をならし、上にのせる白の艶を支えることです。左の写真は吹く前で、パテを研ぎ終えたところが灰色に見え、下の端には緑のテープの線が通っています。右の写真では、出していた範囲が明るい灰色の下地でひと続きに覆われています。


マスキング|塗装ブースで、前後ドアの全体を出す
車を塗装ブースに入れ、窓ガラス、フロントフェンダー、リヤクォーター、タイヤはビニールとテープの下に隠しました。塗る面として残したのは、左フロントドアと左リヤドアの全体です。傷はドアの下のほうでしたが、塗装はドアごと全体にかけています。ドアの下の縁には紙を貼り、ハンドルの穴は緑のテープでふさいでいます。
前ドアの「COMMANDER」の文字(エンブレム)も、この段階では外してあります。部品の注文書には、純正の「COMMANDER」エンブレムが1つ載っています。
左の写真は前寄りから、右の写真はうしろ寄りから見た、塗る前の前後ドアです。まだ艶はありません。


塗装|車体の白に合わせて調色し、2枚を塗り上げる
色は、車体の色に合わせて調色しました。白は、となりのパネルとの色の差が少しでもあると、並べたときに気づかれやすい色です。前後ドアは同じブースでひと続きに塗り、すき間の前とうしろで白の見え方に差が出ないよう仕上げました。
塗り上がった前後ドアには、ブースの照明がくっきりと映り込んでいます。研いでパテをのせた下のほうまで、艶のある白でつながりました。

塗装後|うしろ寄りから見た2枚のドア
うしろ寄りから見ると、リヤドアの縁が後輪の上で曲がるところまで、艶のある白に仕上がっています。写真はブースの中で撮ったもので、まわりのビニールとテープはまだ外していません。

修理の考え方|擦り傷の帯は、ドアを付けたまま直す
今回の傷は、2枚のドアの表面を横長に走る擦り傷でした。ケービーエスでは、ドアを交換せずに、傷の部分を研いでパテで面を作り、その上にサフェーサーを重ねて塗装しました。どの工程の写真でも、前後ドアは車に付いたままです。
交換で直すか、今回のように交換せずに直すかは、傷の深さや広がり方、ドアの状態を拝見してから決めます。輸入車のドアのように部品の取り寄せが必要になるパネルでも、まずは今のドアを生かせるかどうかを確かめます。
修理中の代車|7人乗りのSUVもご相談ください
コマンダーのような7人乗りのSUVは、人数が多い日にも荷物の多い日にも頼りになる車です。お預かり中も、ふだんと近い大きさの車に乗りたい方には、勝田レンタカーの令和6年式のランドクルーザー250 VX(4WD・7人乗り)があります。ほかにも、RAV4 PHVやカローラクロスHV、レクサスNX450h+など、4WDのSUVを用意しています。
当社ではレンタカー登録(わナンバー)の車両を200台以上保有しています。乗る人数や普段の使い方をお聞きして、空き状況を確認しながらご案内します。
ご用意できる車種は、保険の内容・事故の状況・空き状況によって変わります。特定の車種を必ずご用意できるとは申し上げられませんので、まずはご相談ください。
勝田レンタカー|事故代車のラインナップ例




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まとめ|ジープのドア2枚の擦り傷を、交換せずに塗装まで
このジープ コマンダーで直したのは、前後のドアをまたいで走っていた横長の擦り傷です。2枚とも交換はせず、研ぎとパテで面を整えてから、車体の白に合わせて2枚を塗装しました。
横浜市都筑区の株式会社ケービーエスは、輸入車のドアやバンパーの擦り傷も、保険を使った事故の修理も扱っている板金塗装工場です。お預かり中の代車についても、修理と一緒に相談できます。
傷の写真を見ながらのご相談も承っています。お気軽にお問い合わせください。
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よくある質問
- ジープ コマンダーのドアの擦り傷は、ディーラー以外でも直せますか?
- 横浜市都筑区のケービーエスでもお受けしています。このコマンダーも当社の工場で、前後2枚のドアを交換せずに直しました。傷の部分を研いでから、パテとサフェーサーを重ねて下地を作り、塗装ブースで仕上げています。「COMMANDER」のエンブレムは、輸入車の純正部品の取り扱いがある部品商に注文しています。
- 2枚のドアにまたがった擦り傷は、2枚とも塗装になりますか?
- 傷が両方のドアに続いているときは、2枚とも下地を作って塗装することが多くなります。今回のコマンダーでは、傷はドアの下のほうでしたが、塗装ブースでは前後ドアの全体を出し、2枚を続けて塗りました。どこまで塗るかは、傷の広がりと色の見え方を確かめて決めます。
- 白いジープのドアだけ塗ったら、ほかの面と色が違って見えませんか?
- 白は、わずかな色の差でも気づきやすい色です。このコマンダーは、車体の白に合わせて調色し、前後ドアの2枚を同じブースで塗りました。となりのフェンダーやクォーターとの見え方は、実車を拝見し、塗る範囲とあわせてご説明します。
- ドアの下の黒いモールやドアハンドルは、塗装のときに外しますか?
- 今回のコマンダーでは、まず前後ドアの下の黒い樹脂モールを外してから傷を研ぎ、パテの段階では外側のドアハンドルも外しました。塗装ブースに入れたときには、前ドアの「COMMANDER」のエンブレムも外してあります。部品を外しておくと、そのきわまで下地と色をのせられます。外す部品は、車種と傷の位置によって変わります。
- 修理中の代車は借りられますか?
- ご相談いただけます。当社はレンタカー登録(わナンバー)の車両を200台以上保有しており、乗る人数や普段の使い方をお聞きしてご案内します。ご用意できる車種は、保険の内容・事故の状況・空き状況によって変わるため、特定の車種を必ずご用意できるとは申し上げられません。