横浜市都筑区の株式会社ケービーエスで、スズキ ジムニー(JB64・3BA-JB64W)の屋根(ルーフ)に入った折れと、アンテナの付く所の穴を直しました。屋根は取り替えずに板金で直し、お預かり時は車体と同じ黄色だった屋根の全体を黒で塗装して、取り寄せたアンテナを取り付けています。

登録からまだ間もない車の屋根に、くっきりとした筋と穴。屋根ごと取り替えになるのか、直したとして跡が残らないのか、気がかりなことがいくつも浮かぶと思います。お預かりしたとき、このジムニーの黄色い屋根には、前後に走る何本もの段(リブ)をまたいで、横へのびる折れ(線のように入ったへこみ)がありました。さらに右後ろのふちの近くには穴があき、上から透明なテープでふさがれていました。
修理前と修理後|ジムニーの黄色い屋根の折れと穴
どちらも車の後ろから屋根を見下ろした写真で、左の写真が修理前、右の写真が修理後です。修理前の写真では、映り込みの線が途切れる所に折れがあり、右後ろのふちの近くにテープを貼った穴が見えます。


修理後の屋根は全体が黒になり、穴のあった右後ろには、取り寄せたアンテナが立っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車種 | スズキ ジムニー(JB64・軽自動車・乗車定員4人) |
| 型式 | 3BA-JB64W(原動機 R06A) |
| 初度検査 | 令和7年3月(車検証より) |
| 車体の色 | 黄色(コーションプレートの COLOR の欄は ZZB)。お預かり時は屋根も車体と同じ黄色で、今回の塗装で屋根全体を黒に |
| ご相談 | ホームページを見てご依頼 |
| 損傷箇所 | 屋根(ルーフ)の後ろ寄りを、リブをまたいで横切る折れ/右後ろのふちの近く、アンテナの付く位置の穴(入庫時はテープでふさがれ、アンテナは付いていない) |
| パネルごとの直し方 | 屋根:取り替えずに板金で修理(下地づくりは、折れに沿って鉄板まで研ぐ → パテ → サフェーサー)/アンテナ:取り寄せた部品を取り付け |
| 取り寄せた部品 | アンテナの部品2点(写真では棒と、配線の付いた台座) |
| 塗装範囲 | 屋根1枚の全体を黒で(車体と窓はビニールで包み、塗っていない) |
| 主な工程 | 天井の内張りを下ろす → 研ぎ → パテ → サフェーサー → 塗装ブースで足付け・塗装 → アンテナの取り付け・内張りを戻す → OBD検査(適合) |
ご相談の前に|屋根は取り替えか修理か、費用と日数
「車は、お客様にとって毎日の生活や仕事を支えるもの。愛着のある一台でもある」。代表はそう考えています(代表メッセージより)。ですから、屋根を取り替えるのか直すのか、費用と日数がどのくらいになるのかも、お車を拝見してから一つずつご説明します。
屋根を取り替えるか、直すか 屋根は、多くの車で車体に溶接で組み付けられた大きなパネルで、ボルトを外せば取れる部品ではありません。一般に、屋根を取り替えるとなると、車体から切り離して付け直す大がかりな作業になり、外して付け替えるだけの部品とは日数も費用も大きく違ってきます。分かれ目は板金で直すか交換になるかの分かれ目の記事で説明しています。実際の屋根では、折れの位置と広がりを見てお話しします。屋根のアンテナの取付部を板金で整え、屋根1枚を塗装した例は、40系ヴェルファイアの屋根の事例にもあります。
費用 通常の見積りは無料です。天井の内張りを下ろして裏側を確かめるなど、見積りのための作業が増えるときは、その費用を先にお知らせしてから進めます。
お預かりの日数 折れの広がりと、アンテナのように取り寄せる部品の有無によって変わります。実際の屋根を見てからお伝えします。
保険を使うとき 保険を使う修理も、自費の修理もご相談いただけます。進み方の違いは、保険を使う修理と自費の修理のちがいで説明しています。
はじめに送っていただくなら、車全体、傷の寄り、車検証の3枚があれば、おおよその直し方をお伝えしやすくなります。屋根の傷は、映り込みの線が途切れて見える向きから写すと、形が伝わりやすくなります。
屋根を直しているあいだの車のことも、お見積りのときにお聞きください。ケービーエスの勝田レンタカーの車はすべてレンタカー登録で、200台以上。そのなかに、N-BOXやスペーシアといった軽のスライドドア車もあります。軽自動車がよいか、荷物の多い日に備えて大きめがよいかを伝えていただければ、空きを確かめながらご案内します。
ホームページを見てケービーエスへ|登録から間もない一台
このジムニーは、ケービーエスのホームページを見て、修理をご依頼いただいた一台です。
損傷|リブをまたぐ折れと、テープでふさいだ穴
お預かりのとき、屋根にアンテナは付いていませんでした。左の写真は右後ろから見た車全体で、このときは屋根も車体と同じ黄色です。右の写真は穴の寄りで、上から貼られた透明なテープの筋が、星のような形に広がって見えます。


工場での確認|照明の映り込みで、折れの線をたどる
工場に入れてから、照明の下で屋根をあらためて見ました。左の写真では、後ろ寄りにリブを横切る折れの線が入り、そこで映り込みがずれています。右の写真はテープを外した穴で、ふちの鉄板がめくれて裂けていました。


天井の内張り|屋根の裏が見えるように、後ろから下ろす
屋根の作業に入る前に、車内の天井の内張り(天井をおおう布張りの板)を後ろ側から下ろし、屋根の裏側が見える状態にしました。屋根の裏には、ふちに沿って配線や細長い部品が通っています。左の写真は下ろした内張りと屋根の裏の鉄板、右の写真は屋根の横のふちの内側です。


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研ぎ|折れの線に沿って、屋根の幅いっぱいに鉄板を出す
折れの線に沿って、屋根の幅いっぱいを、塗装の下の鉄板が見えるまで研ぎました。帯のふちに白い線が何重にも見えるのは、まわりへ向かって少しずつ浅くなるように研いでいるためです。こうしておくと、あとで重ねる下地とのさかいめに段差が残りにくくなります。屋根のふちに緑のテープを貼り、車体はビニールで包んでいます。下の写真は、後ろから見た屋根全体、帯の寄り、斜めから見た帯の順です。



下地|パテで面をならし、サフェーサーで土台を
研いだ帯には、クリーム色のパテ(へこみや細かな凹凸を埋める下地の材料)を入れて面をならします。パテを入れているのは、研いだ帯の中だけです。続いて屋根の前側をビニールで覆い、後ろ寄りに灰色のサフェーサー(色を塗る前に吹く、下地用の塗料)を吹きました。上に重ねる色がしっかり付くための土台です。左の写真がパテ、右の写真がサフェーサーで、めくれていた穴は、ここでは形の整った穴になっています。


塗装ブース|屋根全体の艶を落とし、車体と窓は包む
ここからは塗装ブース(ほこりを嫌う塗装専用の部屋)での作業です。屋根は、サフェーサーの所をのぞいて全体が艶のない黄色です。上に重ねる塗料が食いつくように、表面の艶を落としてあります(足付け)。車体と窓はビニールで包み、出しているのは屋根だけです。屋根の横のふちに付いていた黒いモールは、このときは付いていません。左の写真はサフェーサーの残る後ろ寄り、右の写真は別の角から見た屋根です。


塗装|ルーフの端から端まで、ひと続きの黒に
屋根全体を黒で塗りました。お預かりのときは黄色だった屋根が、リブの谷やふちの丸みまで、ひと続きの黒い面になっています。艶の出た面には、ブースの天井の照明や、網目のような天井のつくりが映り込みます。

組み付け|取り寄せたアンテナを付け、天井を元どおりに
屋根を塗り終えてから、取り寄せたアンテナを取り付け、下ろしていた天井の内張りを元に戻しました。左の写真は取り寄せたアンテナの部品(棒と、配線の付いた台座)、右の写真は内張りを戻した車内です。


完成|黒い屋根に、まわりの空と景色が映る
外に出して、明るい光の下でも仕上がりを見ました。左の写真は前から見下ろした屋根全体、右の写真は車の右側から見た屋根で、黒い屋根に空や電線、まわりの景色が映り込んでいます。


後ろ斜めから見ると、黄色い車体に黒い屋根がのった姿です。屋根の横のふちには、黒いモールが付いています。

仕上がりの確認|穴のあった角に、取り寄せたアンテナ
穴のあった右後ろの角も、修理の前とあとを比べてみます。どちらも車の右側から写したもので、左の写真が修理前、右の写真が修理後です。


テープでふさいでいた穴の位置に、アンテナが付いています。仕上げたあとには、ケービーエスでOBD検査(車のコンピューターに残る故障の記録を、検査用の機器で確かめる検査)を行い、結果は「適合」でした。
職人の想い|幅いっぱいの折れには、幅いっぱいの下地を
折れは、リブの並ぶ屋根の幅いっぱいに広がっていました。研ぐ範囲もパテも、その帯に合わせて端から端までそろえ、下ろした天井の内張りも、最後は元どおりに戻しています。代表も、車種ごとの修理の方法や車のつくりをふまえて直し方を決めることを、大切にしています。
修理中の代車|軽のスライドドア車から4WDまで
お預かりしたジムニーは、乗車定員4人の軽自動車。修理のあいだの車として、勝田レンタカーではN-BOX カスタム ターボやスペーシア ハイブリッド 4WD、ルークス ハイウェイスターG ターボといった軽自動車をそろえています。軽自動車のほかに、ヤリスクロス ハイブリッド 4WDやカローラクロス ハイブリッド 4WDもあります。
当社ではレンタカー登録(わナンバー)の車両を200台以上保有しています。乗る人数や普段の使い方をお聞きして、空き状況を確認しながらご案内します。
ご用意できる車種は、保険の内容・事故の状況・空き状況によって変わります。特定の車種を必ずご用意できるとは申し上げられませんので、まずはご相談ください。
勝田レンタカーの事故代車ラインナップ例






カローラクロス ハイブリッド 4WD(モデリスタ仕様)の紹介を見る
まとめ|ジムニー(JB64)の屋根の折れと穴
このジムニー(JB64)は、屋根を取り替えずに折れと穴を直し、屋根全体を黒で塗装して、アンテナを付けて仕上げた事例です。
屋根の筋や穴のように、ふだん目の届きにくい所の傷もご相談ください。写真の送り先はお見積りのページです。お気軽にお問い合わせください。
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修理のご相談
ホームページからのご依頼に感謝します
数ある工場のなかから当社をお選びいただき、ありがとうございました。ジムニーの屋根の折れや穴の修理、修理中の代車まで、横浜市都筑区の株式会社ケービーエスへご相談ください。
よくある質問
- ジムニーの屋根(ルーフ)に、折れのようなへこみが入りました。交換しないで直せますか?
- 折れの場所や広がりによっては、屋根を取り替えずに直せます。今回のジムニー(JB64)は、屋根の幅いっぱいに広がった折れと右後ろの穴を、屋根を替えずに板金で直し、研いだ帯にパテを入れ、サフェーサーを吹いてから、屋根全体を黒で塗装しました。どちらで直すかは、屋根の状態を見てからお話しします。
- 屋根の修理で、天井の内張りを下ろすことはありますか?
- あります。今回のジムニーでは、天井の内張りを後ろ側から下ろして屋根の裏側が見える状態にし、塗装とアンテナの取り付けを終えてから元に戻しました。
- 屋根のアンテナがなくなり、付け根に穴があいています。どう直しますか?
- 穴のまわりが傷んでいれば、屋根を直して塗装したうえでアンテナを付けます。今回のジムニーでは、アンテナの棒と配線の付いた台座を取り寄せ、屋根を塗り終えてから、穴のあった位置に取り付けました。
- ジムニーの屋根の修理には、何日くらいかかりますか?
- 折れの広がりや塗る範囲、取り寄せる部品の入荷によって変わります。今回のジムニーでも、アンテナの部品を取り寄せて取り付けています。日数の目安は、実車を拝見してからお伝えします。
- ジムニーの屋根の修理に、保険は使えますか?
- 保険の内容や事故の状況しだいで、使える場合があります。保険を使う修理も自費の修理もご相談いただけ、どちらの場合も、まず屋根を拝見して直し方と塗る範囲をお伝えします。
- 修理中の代車は借りられますか?
- ご相談いただけます。当社はレンタカー登録(わナンバー)の車両を200台以上保有しており、乗る人数や普段の使い方をお聞きしてご案内します。ご用意できる車種は、保険の内容・事故の状況・空き状況によって変わるため、特定の車種を必ずご用意できるとは申し上げられません。