横浜市都筑区の株式会社ケービーエスで、レクサスNX(NX300・初代)の右前まわりを保険修理で直しました。バンパーの奥の補強材や衝撃をやわらげる発泡材の部品、右ヘッドランプとフォグランプまで新品に替え、右フロントドアは交換せずに1H9のグレーで塗り直し、リムにキズのあった左前のホイールも新しくしています。
お車は令和2年12月に初度登録された、排気量1.99リッターのガソリン車のNX300です。ご依頼のきっかけはケービーエスのホームページで、お預かり証の依頼元の欄は保険会社でした。お車のお引き取りには、当社の配送ドライバーがうかがっています。

傷は右前の角に集まっていました。右フロントバンパーはフォグランプの横に縦の裂け目が入り、右ヘッドランプの下では、バンパーと右フロントフェンダーの合わせ目がずれています。そのうしろの右フロントドアの下の前の角と、反対側の左前のホイールのリムにも、傷の印のテープが貼られていました。
バンパーを外すと、奥の発泡材の部品にも欠けが見つかりました。直し方は部品ごとに分け、バンパーとその奥の部品、ランプ類、右フロントフェンダー、右側のモール類は新品に交換。右フロントドアは今のドアを車に付けたまま塗装し、左前のホイールは新品に替え、タイヤの組み替えはタイヤ店に頼んでいます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車種 | レクサスNX(NX300・初代) |
| 型式 | 3BA-AGZ10(原動機 8AR/ガソリン 1.99L/乗車定員5人) |
| 登録 | 令和2年12月(初度登録) |
| カラー | 1H9(グレー)※コーションプレートのCOLOR欄と、お預かり証のカラーNoの両方で1H9 |
| ご依頼 | ホームページを見てご依頼(依頼元は保険会社・保険修理)/お車は当社の配送ドライバーがお引き取り |
| 損傷箇所 | 右フロントバンパー(フォグランプの横の縦の裂け目・下のメッキのモールの擦れ)/右ヘッドランプの下のバンパーとフェンダーの合わせ目/右フロントフェンダーの前の端/右フロントドアの下の前の角/左前のホイールのリム/バンパーの奥の発泡材の部品 |
| 交換(新品・部品の伝票より) | フロントバンパー/バンパーリインフォースメント(補強材)/発泡材の部品2点(フロントバンパーアブソーバー・Fバンパエネルギアブソーバ)/バンパーサポート・ステー・エアダクト(右)/右ヘッドランプ/フォグランプ/右スモールランプ/ラジエーターグリル・ガーニッシュ・グリルのモール/バンパーのモール・フロントスポイラー/「フロントレーダ」(伝票の品名)/右フロントフェンダー/右側のモール(ロッカーパネル・前輪のホイールハウス・フロントドアのベルトモールとプロテクタモール)/ディスクホイール(左前)/クリップなどの留め具 |
| 交換しなかったところ | 右フロントドア(ドアハンドルとドアミラーを外し、車に付けたまま塗装) |
| 左前のホイール | 新品のディスクホイールへのタイヤの組み替え・バランス調整・空気圧センサーの移植(タイヤ店の納品書より) |
| 塗装 | 新品の右フロントフェンダー(一度車に仮付けしてから外し、スタンドで単品で)/右フロントドア(ドアのふちに沿ってマスキング) |
| クリヤー | 日本ペイント nax イージス(3:1)グリフィスクリヤー(耐スリ傷タイプ) |
| 修理後の確認 | 診断機のシステムトポロジー=赤い「異常」の箱なし(緑と灰色のみ)/フロントのグリルのところにデジタルの角度計を当てて確認 |
| 工程 | お引き取り・傷の記録 → 工場で傷を再確認 → 右フロントバンパーを外して奥を確認 → 新品部品の手配 → 前まわりと右フェンダーの取り外し → 新品フェンダーの仮付け → フェンダーをスタンドで塗装・右フロントドアを車に付けたまま塗装 → ドアハンドル・ミラー・モール類の組み付け → 診断機と角度計で確認 |
NXのような上質なSUVからの乗り換えでは、修理のあいだの車の広さや乗り心地も気になるものです。勝田レンタカーの200台以上の車(どれもわナンバーのレンタカー登録)の中には、2代目のレクサスNX450h+やランドクルーザー250も入っています。ご用意できる車は、そのとき空いている車と、保険のご契約の中身を照らし合わせてからお伝えします。
ホームページを見てケービーエスへ|保険修理でお預かりした初代NX300
このNX300のお客様は、当社のホームページを見てご相談くださいました。お預かり証の依頼元の欄には保険会社が記入されていて、修理は保険修理として進めています。保険を使う修理でも、どこの工場に頼むかを決めるのは、お車の持ち主のお客様です(くわしくは、このページの下の「あわせて読みたいブログ」でご説明しています)。
お預かり証の作業内容の欄に書かれていたのは、「右Fバンパー 右Fドア付近」と「左Fホイール」の2行です。ご要望の欄には、きれいに直ればそれでよい、という短い一言がありました。
中古部品(リサイクルパーツ)を使うかどうかの欄は「不可」で、今回交換した部品は、どれも部品商から新品で取り寄せています。
損傷|右フロントバンパーの裂け目と、ヘッドランプの下のずれ
お預かりの段階で、傷のある場所へ緑のテープを1枚ずつ貼り、右前の角に目盛りの付いた棒を立てて撮影しました。テープは、右フロントバンパーから右ヘッドランプの下、右フロントフェンダーの前の端にかけて、とくに多く貼られています。
工場に入れてから、もう一度近くで撮り直しています。下の写真は、右前を斜め前から、右フロントバンパーの寄り、右ヘッドランプの下の角の順です。バンパーの下の角はメッキのモールごと押されてゆがみ、表面が白く擦れていました。寄りの写真では、フォグランプの横に縦の裂け目が走っています。ヘッドランプの下では、バンパーの上の端とフェンダーとの合わせ目に段ができ、塗装が欠けていました。



損傷|右フェンダーの前の端と、右フロントドアの下の角
左の写真は、右フロントフェンダーの前の端です。バンパーとの合わせ目が開いて、段差ができていました。右の写真は、前輪のうしろにある右フロントドアの下の前の角で、ここにも緑のテープが貼られています。


ホイール|左前のリムの擦りキズは、新品のホイールで
お預かり証にある「左Fホイール」は、傷の集まった右前とは反対側、左前の車輪です。左の写真が左前の車輪の全体、右の写真がリムのキズを近くから写したものです。スポークの外側の明るい色の面に、白い擦りキズが何本も入っていました。


このホイールは、部品の伝票のとおり新品のディスクホイールに替えました。新品のホイールにタイヤを付け替えてバランスを取り直す作業と、空気圧センサーの移植を、タイヤ店に頼んでいます(タイヤ店の納品書より)。元のホイールに付いていたタイヤの空気圧を測るセンサーを、新しいホイールへ移したということです。
分解|右フロントバンパーを外すと、奥の発泡材にも欠け
工場での作業は、右フロントバンパーを外すところから始めました。バンパーをめくると、奥にウォッシャー液のタンクと配線、バンパーのすぐ裏に入っている発泡材の部品が見えてきます。
下の写真は、バンパーを外しかけた右前、発泡材の角の欠け、別の発泡材に入った筋の順です。発泡材は、ぶつかったときの力を受け止めてやわらげるための部品で、バンパーを付けたままでは見えません。表の傷とは別に、こうした奥の部品の傷みは、外してはじめて確かめられます。



取り外し|グリル・右ヘッドランプ・右フェンダーまで外して奥を見る
続いて、前まわりの部品をまとめて外しました。左の写真は正面で、フロントバンパーとグリル、右ヘッドランプが外れ、奥のラジエーターまで見えています。右の写真は右前を横から見たところで、右フロントフェンダーも外れて、前輪のまわりがむき出しになっています。右の写真の床にある黒い長い部品は、外した元のバンパーリインフォースメント(バンパーの奥に横に通る補強材)で、緑の印のテープが付いています。伝票では、この補強材も新品に替えています。


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部品の手配|補強材からグリル、ホイールまで新品で
部品の伝票には、車の型式と、部品ごとの品番・品名が並んでいます。新品にしたのは、表から見える部品だけではありません。
バンパーの奥:バンパーリインフォースメント、発泡材の部品2点(品名はフロントバンパーアブソーバーとFバンパエネルギアブソーバ)、右のバンパーサポートとステー、右のエアダクト、それに細かな留め具のクリップやグロメットです。
ランプ類:右ヘッドランプ(ヘッドランプユニット)、フォグランプ、右スモールランプ。表に見える部品:フロントバンパー、ラジエーターグリルとガーニッシュ、グリルのモール、バンパーのモール、フロントスポイラー、右フロントフェンダーです。
右側面のモール:ロッカーパネルのモール、前輪のホイールハウスのモール、フロントドアの窓の下のベルトモールとプロテクタモール。このほか、伝票の品名で「フロントレーダ」とある部品と、左前のディスクホイールも新品です。
反対に、伝票にないのが右フロントドアの本体です。ドアは取り替えず、今のドアを車に付けたまま塗り直す進め方にしました。
新品フェンダー|黒いまま車で合わせ、外してスタンドで塗る
届いた右フロントフェンダーは、黒い下塗りの状態です。この新品は、色を塗る前に一度車に取り付けて合わせています。1枚目の写真では、黒いフェンダーのうしろの右フロントドアから、外側のドアハンドルとドアミラーが外されています。合わせたあとはフェンダーを外して、塗装ブースのスタンドに立て、単品で塗りました。下の写真は、車に仮付けした黒い新品、スタンドに立てたところ、1H9で塗り終えたところの順です。2枚目と3枚目は同じ向きから撮っていて、黒からつやのあるグレーに変わっています。



ドアの塗装|交換しない右フロントドアを、車に付けたまま1H9で
右フロントドアは、車から外さずに塗装ブースへ入れました。塗るのはドアの外側の面なので、車全体をビニールで覆い、窓まわりは紙で、ドアのふちに沿って緑のテープで区切っています。ドアハンドルを外したあとの穴も、テープでふさぎました。
色の番号の1H9は、車体のコーションプレートのCOLORの欄で読み取り、お預かり証に手書きされた「カラーNo」とも同じであることを確かめています。左の写真は塗る前のドアで、表面はつやの消えた濃いグレーです。右の写真は、このとき使ったクリヤー(色の上に重ねる透明な塗料)の缶で、ラベルには日本ペイントの「nax イージス(3:1)グリフィスクリヤー」とあります。このクリヤーは、特殊な樹脂を使ってスリ傷に強い塗膜をつくる耐スリ傷タイプです(日本ペイントの製品の説明より)。


塗り終えた右フロントドアです。つやの消えていた面に、塗装ブースの照明が帯になって映り込んでいます。うしろのドアは、塗っているあいだもビニールで覆ったままです。

組み付け|ハンドルとミラーが戻った右フロントドア
塗装のあとは、外していた部品を戻していきます。下の写真の右フロントドアには、外していたドアハンドルとドアミラーが付き直っています。手に持っているのは、緑の印のテープが付いたクロームの細長いモールで、ドアの横に当てているところです。

修理後の確認|診断機の一覧と、デジタルの角度計
前まわりを組み終えてから、車に診断機をつなぎ、車のコンピューターどうしのつながりを図にした「システムトポロジー」の画面を表示しました。いちばん上の行には、診断機が読み取った「NX300」「AGZ1#」「8AR-FTS」の文字が出ています。
凡例を見ると、箱が緑なら「正常」、赤なら「異常」、灰色なら「構成されていません」という意味です。今回の一覧には赤い箱がなく、緑と灰色の箱だけが並んでいました。ホイールを替えた車ですが、タイヤの空気圧の監視とみられる「TPMS」の箱も緑です。
左の写真がその診断機の画面です。右の写真では、組み付けたフロントのグリルのところにデジタルの角度計を当てて、表示を確かめています。


職人の技|中まで開けて確かめ、替える部品と塗る部品を分ける
写真と伝票から読み取れる、この修理の手のかけ方は次の5つです。
① 外して、奥の部品まで見る バンパーを外して発泡材の欠けと筋を確かめ、さらにグリル・右ヘッドランプ・右フェンダーまで外して、ラジエーターが見えるところまで開けています(分解と取り外しの写真)。伝票では、補強材や発泡材の部品2点、サポートやステーといった奥の部品まで新品にしています。
② 替える部品と、塗り直す部品を分ける フェンダー・ランプ類・バンパーは新品に替え、伝票にドア本体のない右フロントドアは、車に付けたまま塗り直しました(ドアの塗装の写真)。
③ ドアは車に付けたまま、ハンドルとミラーを外して塗る 右フロントドアは、ドアハンドルとドアミラーを外し、ハンドルの穴をテープでふさいでから塗っています(仮付けとマスキングの写真)。組み付けの写真では、ハンドルとミラーが元の位置に戻っています。
④ 新品は車で合わせてから単品で 黒い新品の右フェンダーは、一度車に取り付けてから外し、スタンドの上で塗りました(新品フェンダーの写真)。
⑤ タイヤまわりと電子装置も確かめる 左前はホイールを新品に替え、タイヤの組み替えとバランス調整、空気圧センサーの移植はタイヤ店に頼んでいます(タイヤ店の納品書)。組み付けのあとは診断機の一覧に赤い箱がないこと(「TPMS」の箱も緑)を見て、角度計も当てています(修理後の確認の写真)。
修理中の代車|2代目のNX450h+やランドクルーザー250も候補に
初代NXからの乗り換えの候補には、勝田レンタカーの2代目のNX450h+(プラグインハイブリッド・4WD・モデリスタ仕様)があります。もっと大きな車がよければ7人乗りのランドクルーザー250、取り回しの軽さを重視するならカローラクロス ハイブリッドの4WD、大人数で移動する日には3列シートの40系アルファード、といった選び方もできます。
当社ではレンタカー登録(わナンバー)の車両を200台以上保有しています。乗る人数や普段の使い方をお聞きして、空き状況を確認しながらご案内します。
ご用意できる車種は、保険の内容・事故の状況・空き状況によって変わります。特定の車種を必ずご用意できるとは申し上げられませんので、まずはご相談ください。
勝田レンタカー|NX450h+からアルファードまで、代車の例




レクサスNX450h+(プラグインハイブリッド・4WD)の事故代車を見る
ランドクルーザー250 VX(令和6年式・4WD)の事故代車を見る
40系アルファード エグゼクティブラウンジ ハイブリッド4WDの代車を見る
カローラクロス ハイブリッド4WD(モデリスタ仕様)の事故代車を見る
まとめ|前まわりの奥の部品から、ホイールまで
今回のレクサスNXは、右前まわりを奥の部品から新しくし、右フロントドアは交換せずに1H9で塗り直し、左前のホイールも新品に替えた保険修理の事例です。外から見える裂け目やずれのほかに、バンパーの奥の発泡材にも欠けがあり、伝票には補強材から細かな留め具まで、新しい部品が並びました。
前まわりをぶつけたとき、外から見えるのは傷の一部です。ケービーエスでは、外した部品と奥の状態を写真に残しながら、交換する部品と塗り直す部品を分けて進めています。ホームページからのご相談でも、保険会社からのご依頼でも、進め方は同じです。
傷の写真を見ながらのご相談も、修理中の足のご相談も歓迎です。どうぞお気軽にお問い合わせください。
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レクサスNX|左フロントドアとフェンダーを新品に替えて085で塗装
修理のご相談
ホームページからのご依頼に感謝します
数ある工場のなかから当社をお選びいただき、ありがとうございました。レクサスNXの前まわりの部品交換やホイールの交換、修理中の代車まで、横浜市都筑区の株式会社ケービーエスへご相談ください。
よくある質問
- レクサスNXの前をぶつけました。バンパーの奥の部品まで交換になりますか?
- バンパーの奥の部品は、外してみないと状態が分かりません。今回のNX300では、右フロントバンパーを外すと奥の発泡材の部品に欠けがあり、バンパーリインフォースメント(補強材)、発泡材の部品2点、右のバンパーサポートやステーまで新品に替えました。どこまで替えるかは、分解して奥を確かめてから決めます。
- NXのドアの下にも傷があります。ドアごと交換になりますか?
- 今回のレクサスNXでは、右フロントドアは交換していません。ドアハンドルとドアミラーを外し、ドアのふちに沿ってテープで区切ってから、車に付けたままカラー番号1H9で塗り直しました。交換するか塗り直すかは、傷の場所や形を拝見してから決めます。
- レクサスNXのホイールを交換すると、タイヤや空気圧センサーはどうなりますか?
- 今回のNXは、リムに擦りキズのあった左前のホイールを新品に替えました。タイヤの組み替えとバランス調整、空気圧センサーの移植は、タイヤ店に頼んでいます(タイヤ店の納品書より)。修理のあとの診断機の一覧では、タイヤの空気圧の監視とみられる「TPMS」の箱も緑の表示でした。
- レクサスNXのヘッドランプやフォグランプのまわりをぶつけました。ランプも交換になりますか?
- 今回のNX300では、右ヘッドランプ(伝票の品名はヘッドランプユニット)、フォグランプ、右スモールランプを新品に替えました。ランプの下では、バンパーと右フロントフェンダーの合わせ目にずれもありました。どの部品を替えるかは、まわりの部品を外して状態を確かめてから決めます。
- 修理中の代車は借りられますか?
- ご相談いただけます。当社はレンタカー登録(わナンバー)の車両を200台以上保有しており、乗る人数や普段の使い方をお聞きしてご案内します。ご用意できる車種は、保険の内容・事故の状況・空き状況によって変わるため、特定の車種を必ずご用意できるとは申し上げられません。